こんにちは。「自然に寄せたくらし」がコンセプトのネイチャライズです。
デトックス作用がある入浴剤として、数年前からハリウッドセレブや海外モデルの間で話題となっている「エプソムソルト」。耳にしたことがあるという人も、多いのではないでしょうか。
▇エプソムソルトは「塩」ではなく、「硫酸マグネシウム」でできている
名前が「ソルト」となっていますがエプソムソルトは塩ではなく、「硫酸マグネシウム」という成分でできています。イギリスはロンドンの郊外「エプソム」で発見され、見た目が塩に似ていたことからこの名が付いたのだとか。
「硫酸」と聞くと少し恐い気もしますが、硫酸マグネシウムは実は海水にも含まれているんです。海水には約3.4%の塩分が含まれていて、その内訳は次のようになっています。
<海水の塩分の成分構成>
・塩化ナトリウム77.9%
・塩化マグネシウム9.6%
・硫酸マグネシウム6.1%
・硫酸カルシウム4%
・塩化カリウム2.1%
ここで塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムでは何が違うんだろう? という疑問がわいてきませんか? どちらもマグネシウムが含まれていることに変わりはないのですが、その含有量が違うんです!
▇ 塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムの違い
<マグネシウムの量が違う>
結論からいうと、塩化マグネシウムのほうが硫酸マグネシウムよりも「マグネシウムの量が多い」んです。
マグネシウムの含有量は・・・
硫酸マグネシウム<塩化マグネシウム
<肌への刺激が違う>
その代わりといってはなんですが、肌への刺激は塩化マグネシウムのほうがやや強く、乾くとかゆみを感じる場合があります。
肌への刺激は・・・
硫酸マグネシウム<塩化マグネシウム
<バスタブへの影響>
さらにバスタブへの影響も異なります。硫酸マグネシウムはバスタブを傷める心配がないのに対し、塩化マグネシウムは長期間利用するとバスタブを傷めてしまうおそれがあります。
バスタブへの影響は・・・
〇硫酸マグネシウム 無し
△塩化マグネシウム 傷める可能性あり
<追い焚きへの影響>
塩化マグネシウムには塩(塩化ナトリウム)が含まれていることがあり、追い焚き機能の機械がサビてしまう危険性もあります。
追い焚きへの影響は・・・
〇硫酸マグネシウム 無し
×塩化マグネシウム サビる危険あり
▇お風呂に入れることで手軽にマグネシウムの摂取が可能
マグネシウムは人間にとって必要不可欠なミネラルではあるものの、体内で生成することができないため、どうしても不足しがちに・・・。食事やサプリメントで摂るのももちろんよいのですが、実はエプソムソルトをお風呂に入れることによって、皮膚からマグネシウムを摂取することができるんです! お風呂に入りながら手軽に補給できるのであれば、試さない手はないですよね。
メーカーはいろいろありますが、創業400年以上の日本の老舗メーカーが製造しているエプソムソルトもあるので、気になる方はぜひいろいろチェックしてみてください。
▇エプソムソルトを入浴剤として使うことで期待できる効果
自然界に存在している硫酸マグネシウムをお風呂に入れることで、次の3つの働きが期待できます。
「保温」
「血管拡張」
「筋肉をゆるめる」
つまり、お風呂に入れれば身体が芯から温まるほか、血流が改善。さらにむくみ改善や老廃物のデトックス効果も期待できるというわけです。
さらに、マグネシウムが皮膚のタンパクと結合することで膜ができ、体内の水分や油分をキープ。お肌が潤いやすくなったり、きめが整いやすくなったりするんです。ハリウッドセレブたちが愛用するのも、うなずけますよね。
いろいろな効果が期待できるエプソムソルトは、実はアトピー性皮膚炎にもよいとされているんです。実際にアトピー患者が1か月間エプソムソルトを入れて入浴したところ、症状が改善したという報告もあります。
▇エプソムソルトをお風呂に入れる際の適量とは?
アメリカの「エプソムソルト協議会」によると、1回の入浴で使用するエプソムソルトの適量は、湯量に対し「0.1%〜0.2%」。より効果を求めるのであれば0.2%が推奨とのことですが、これは海中に含まれている硫酸マグネシウムの濃度(0.2%)からきています。
よって150ℓのお湯であれば、エプソムソルトは150g〜300gが目安となります。
ただ、お湯の量はバスタブによって違うほか、半身浴か全身浴かによっても変わってきますので、以下を参考にしてみてください。
<足を「伸ばす」バスタブの場合>
・お湯が胸より「上」(約180ℓ)→ 180g〜360g
・お湯が胸より「下」(約150ℓ)→ 150g〜300g
<足を「曲げる」バスタブの場合>
・お湯が胸より「上」(=約160ℓ)→ 160g〜320g
・お湯が胸より「下」(=約140ℓ)→ 140g〜280g
▇精油を混ぜることで、リラクゼーション作用のあるオリジナル入浴剤に!
エプソムソルトは単体で使用するのではなく、精油(エッセンシャルオイル)を混ぜるのがおすすめです。 そうすることで、より上質なバスタイムを楽しむことができます。
そんなオリジナル入浴剤のつくり方を早速、ご紹介しましょう。使うのは、ヒバの木から抽出したHIBA OIL(ヒバ精油)です。
ステップは4つと、いたって簡単。
①エプソムソルトの量を測り、お皿などに入れる
(画像は約200g)
②お皿の上にHIBA OIL(ヒバ精油)を5滴たらす
③ダマにならないようエプソムソルトとHIBA OIL(ヒバ精油)を混ぜる
④瓶に詰め替える
たったこれだけ!
つくり方はリールでもご紹介しています。
<注意点>
HIBA OIL(ヒバ精油)はお湯の量に関係なく5滴までとしてください。HIBA OIL(ヒバ精油)に限らず、精油(エッセンシャルオイル)は天然由来100%といっても肌への刺激が強いためです。HIBA OIL(ヒバ精油)を直接お風呂にたらす際も、上限は5滴までとなります。
HIBA OIL(ヒバ精油)を混ぜて使うことで期待できるのは、ずばり「リラクゼーション作用」です。ヒバ精油には「サピネン」「ピネン」「ミルセン」などの香り成分が含まれていて、緊張やイライラ、神経の高ぶりなどを抑える作用があるといわれています。
仕事や育児、家事など、日常生活では緊張したり、イライラしたりも多いと思います。「今日はなんだか疲れたなぁ」という日は、エプソムソルト+HIBA OIL(ヒバ精油)でくつろぎのバスタイムを過ごしてみませんか?
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