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長引く不調を改善しよう! ②副腎疲労

長引く不調を改善しよう! ②副腎疲労

小さいカラダでストレスと戦ってくれている「副腎」

こんにちは。「自然に寄せたくらし」がコンセプトのネイチャライズです。

みなさん、こんな症状が続いていたりしないですか?
・朝なかなか起きられない
・寝つきが悪い
・いつも疲れている
・なにをするのも億劫だ
・風邪をひきやすい
・気力がわかない
・小さなことでもイライラしてしまう 

うつにも似たこうした症状、もしかすると「副腎疲労」かもしれません。副腎疲労は日本では正式な病気とは認められていませんが、アメリカの最新医療では万病の原因として扱われています。

そもそも「副腎」とは左右の腎臓のうえにある57gの臓器で、三角のカタチをしています。カレーパンのように、パン部分の「皮質」、カレー部分の「髄質」という構造になっていて、約80%は皮質です。

※画像は東京大学医学部附属病院のホームページより引用

この副腎、小さいながらもかなりの働き者で、副腎皮質からは「コルチゾール」「アルドステロン」などの「ステロイドホルモン」を、副腎髄質からは「アドレナリン」「ドーパミン」などの「カテコールアミン」を分泌。生体維持には欠かせない器官となっています。実際にはどういう動きをしているのかみていきましょう。

 

<副腎皮質から出るステロイドホルモン>
〇コルチゾール
糖の生成のほか、たんぱく質と脂質の代謝、さらには抗炎症や免疫抑制などの機能を担っています。私たちがストレスにさらされたときにその量が増えることから、別名「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

〇アルドステロン
カリウム、水分、塩分のバランスを保つために重要な役割を果たしています。

 

<副腎髄質から出るカテコールアミン>
アドレナリン
興奮作用でお馴染みのアドレナリンは脳内よりも副腎髄質でたくさんつくられていて、ストレスを感じたときに血圧や心拍数を上昇させたり、発汗を促したりして臨戦態勢に突入します。

 ドーパミン
感動や快感など、意欲に関係するホルモンです。

 

▇副腎疲労の特効薬といわれる「マグネシウム」

生命維持のために日々働き続けてくれている副腎ですが、ストレスフルな毎日を送っていると副腎疲労となり、適切な量のホルモン分泌ができなくなってしまいます

なかでも抗炎症や免疫抑制の機能を持つコルチゾールの分泌量が増え続けると、冒頭でお伝えしたようなうつに似た症状、がんや心臓病などにつながることがわかっています。 

一言にストレスといっても、人間関係をはじめとするメンタル的なことから、寒暖差や寝不足といったフィジカル的なもの、さらには化学物質、添加物、偏った食生活、排気ガスなどさまざまですが、疲弊した副腎を回復させるには十分な睡眠をとること、適度な運動をすること、そして食事も重要です。

ある臓器の機能を高めるには、その臓器に高濃度で含まれている栄養素を摂るのが効果的とされていますが、副腎に多く含まれているのが
・マグネシウム
・亜鉛
・ビタミンB5
です。

なかでもマグネシウムは「副腎疲労の特効薬」といわれていて、わかめや昆布などの海藻類、ゴマやナッツなどの種実類、大豆や小豆などの豆類などにたくさん含まれています。たとえばゴマと海苔を入れた納豆は、手軽においしく食べられますよね。

反対にレトルト食品やインスタント食品、ハム・ソーセージといった加工食品に含まれる「リン酸塩」はマグネシウムの吸収を疎外することがわかっているため、できる限り控えたいところです。

マグネシウムは皮膚からも吸収できるため、硫酸マグネシウムでできている「エプソムソルト」をお風呂に入れるのも有効です。毎日のお風呂に入れるだけなので、手軽にはじめられておすすめです。 

また寒暖差や排気ガスはコントロールできませんが、化学物質や添加物は意識すれば減らすことが可能です。身近なアイテムを少しずつ無添加なのものに置き換えることで、副腎への負担を減らしていきませんか

 

 

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