こんにちは。「自然に寄せたくらし」がコンセプトのネイチャライズです。
体力や免疫力が低下すると暴走するカンジダ菌
みなさんのなかに、こんな症状で悩んでいる方はいませんか?
・皮膚のかゆみ
・頭痛やめまい
・倦怠感や疲労感
・下痢や便秘
・口内炎や口臭
いくら検査しても原因がわからない不快な症状。
それ、「腸カンジダ症」かもしれません。
カビやキノコといった真菌の一種であるカンジダ菌は、常在菌の1つ。口のなかや腸、膣など健康な人の体内にも普通に存在していて、普段は免疫細胞を活性化させたり、ほかの菌の栄養になったりしています。
ところが、ストレスや食生活の乱れ、ステロイドや抗生物質の使用などによって体力や免疫力が低下すると、大量増殖。膣に出れば「膣カンジダ症」となって、発熱やかゆみなどを引き起こします。
腸で起これば腸カンジダですが、腸のなかでカンジダ菌は炎症を発生させたり、菌糸を伸ばして腸に穴をあけたりします。腸に穴があくと、腸で留めていた有害物質がカラダ中にまき散らされ、至るところでアレルギー反応などの症状を起こしてしまいます。
またカンジダ菌は、二日酔いの原因にもなる「アセトアルデヒド」という物質を放出。頭痛のほか、抑うつや慢性疲労などの原因にもなるんです。
腸カンジダを改善する2つの食事法
腸カンジダを治すには医師の指示に従って薬物治療をおこないますが、それだけでは再発しやすいといわれています。
またこちらをご覧の方には、「できるだけ薬に頼らずに治したい」という方も多いと思いのでは。そこで薬に頼らない方法を2つご紹介します。
①ココナッツオイルを摂る
ココナッツオイルには「カプリル酸」「カプリン酸」「ラウリン酸」という中鎖脂肪酸(MCT)が含まれていて、こうした成分には抗菌作用や抗ウイルス作用があることがわかっています。
カンジダ菌にも有効で、ある研究チームはココナッツオイル・牛脂・ダイズ油・標準飼料の4つをマウスに与えたところ、ココナッツオイルを与えたグループのマウスは、胃のなかのカンジダ菌の数がほかの3つと比較して1/10以下に抑えられるという結果となりました。
さらに別の実験で、牛脂を食べさせたマウスのエサをココナッツオイルに置き変えたところ、4日後にはカンジダ菌が大幅に低下しています。
ココナッツオイルの摂取量の目安は1日大さじ2杯といわれていますので、早速今日からはじめてみてはいかがでしょうか。
②糖質を控える
カンジダ菌は糖分を栄養源に菌糸を伸ばしていきます。そのためお菓子やジュース、残念ながらフルーツも糖分が多いので、控えるようにしてみることをおすすめします。
また糖尿病の人はカンジダ菌が増えやすいことがわかっています。このことからも糖分が好きな人、血糖値が高い人は腸カンジダ症のリスクが高いことがわかりますよね。
ちなみにヒバの樹木から抽出したヒバ精油(HIBA OIL)には、「消臭」「抗菌」「防虫」「リラクゼーション」の4つの機能があるのですが、カンジダ菌に対して抗菌性を示すことがわかっています。
ヒバ精油を飲用することはできませんが、普段使いをすることで、体力や免疫力が落ちているときにカンジダ菌が増殖するのを防げるかもしれません。