こんにちは。「自然に寄せたくらし」がコンセプトのネイチャライズです。
ネイチャライズではヒバの木から抽出したHIBA OIL(精油)とHIBA WATER(蒸留水)をお届けしていますが、2つの違いについてよく聞かれることがあります。
まず大きく違うのは、前述のように精油であるか蒸留水であるかという点です。精油とはヒバのおがくずからわずか1%しか採れない貴重な油分のことをいいます。
この精油について公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)は次のように定義しています。
「精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。」
一方蒸留水とは、植物の花や葉を水蒸気で蒸留したときに得られる水溶液のことで、精油以外の99%が蒸留水です。蒸留水も有効成分を微量に含んでいるため希釈することなくそのまま利用できるほか、1%しか取れない精油よりも安価というメリットがあります。
続いて成分の有用性についてですが、HIBA OIL(ヒバ精油)とHIBA WATER(蒸留水)には次の4つの機能があります。
「消臭」
「抗菌」
「防虫」
「リラクゼーション」
このうち消臭と抗菌に関しては、一般社団法人 日本食品分析センターという第三者機関へネイチャライズとして独自にテストを依頼しました。
消臭テストでは「アンモニア」に対して
抗菌テストでは「大腸菌」「黄色ブドウ球菌」に対してどれだけ有効に働くかを試しています。
その結果、HIBA OIL(ヒバ精油)は3つの成分すべてに対して有効であった一方、HIBA WATER(蒸留水)は大腸菌に対してはほとんど作用しませんでした。
現在、確認されている約1万5000種の細菌のうちの2種類なので推測の域を出ませんが、「微量の有効成分」という特徴からしてもHIBA WATER(ヒバ蒸留水)はHIBA OIL(ヒバ精油)よりも少し働きが悪いといえます。
一般社団法人 日本食品分析センターの詳しいテスト結果はこちら
以上をまとめると、このようになります。
商品名 内容 価格 希釈 抗菌作用
HIBA OIL 精油 高め 必要 比較的強いHIBA WATER 蒸留水 安め 不要 やや弱い
安く手軽に使いたいという場合はHIBA WATER(ヒバ蒸留水)、少々高かったりひと手間必要だったりしてもより頼れるほうがよいという場合はHIBA OIL(ヒバ精油)がおすすめです。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
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