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手洗いに隠された意外な歴史とは?

手洗いに隠された意外な歴史とは?

あまりに時代の先を行き過ぎていると、世の中から受け入れられないことってありますよね。

「手洗い」はいまや食中毒などを防ぐ有効な手段として常識になっていますが、1840年代にその重要性を説いたハンガリー人医師のゼンメルワイス・イグナーツ氏は、医学界から拒絶されてしまいました。

イグナーツ氏が務めていたオーストリアのウィーン総合病院には2つの産科病棟があり、片方は女性助産師たちが、もう片方は男性医師たちが受けもっていました。そして出産直後の母親の死亡率は、男性医師たちの病棟のほうが高かったのです。

イグナーツ氏はこれを改善しようと立ち上がりました。「男性医師に診られる恥ずかしさ」「お産のときの体勢の問題」など、いろいろ仮説を立てて検証を繰り返した結果たどり着いたのが、そのときはまだ発見されていなかった「病原菌」という考え方です。 

いまでは考えられませんが、当時の医師たちに手を洗う習慣はなく、医学生の解剖実習を監督したあとは、手を洗わずに妊婦さんたちの診察などに当たっていたんです。

イグナーツ氏が医師たちに手を洗うよう指導したところ、男性医師が受けもつ病棟での死亡率はかなり低くなりました。

しかし病原菌はまだ見つかっていなかったほか、出産直後の母親たちの死を医師の責任にしたこともあってか、イグナーツ氏が1850年に手洗いの必要性を学会で講演したところ、医学界から拒絶され非難されてしまいます。

その後は不遇な暮らしを余儀なくされますが、彼が書いた論文はルイ・パスツール氏の病原菌説に貢献したほか、1870年代には医師が小まめに手を洗うようになりました。 

そんなイグナーツ氏の功績を称え、ブダペスト医科大学は1969年の創立200年祭においてイグナーツ氏のファーストネームを取って「ゼンメルワイス大学」と改称しています。 

いまでは身近な手洗いには実はそんな歴史がありますが、食中毒を防ぐ方法として同じく有効なのがHIBA OIL(ヒバ精油)・HIBA WATER(ヒバ蒸留水です。

どちらも天然の抗菌成分を含んでいて、食中毒菌である黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌を減らす作用があることがわかっています。 

しかも無添加なので、キッチンで使っても安心! ぜひ活用していただけたらと思います。

 

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