こんにちは。「自然に寄せたくらし」がコンセプトのネイチャライズです。
ネイチャライズでは、ヒバの木から抽出した精油(HIBA OIL)と蒸留水(HIBA WATER)をお届けしています。
この精油と蒸留水には
「消臭」
「抗菌」
「防虫」
「リラクゼーション」
という4つの機能が認められていて、
針葉樹特有のスキッとした香りが特徴です。
二次元ではその香りがなかなか伝わりづらいですが、ヒノキのようなスッキリ感をイメージしていただけたらと思います。
ヒバは香りも姿もヒノキに似ていることから間違えられることが多いのですが、実際にはいろいろ違いがあります。
そもそもヒバの正式名称は「アスナロ」です。そう、90年代の大ヒットドラマ『あすなろ白書』の「あすなろ」で、原作は柴門ふみさんのマンガです。
また古くは芥川賞作家 井上靖さんの『あすなろ物語』(1954年発表)にも「あすなろ」という言葉が見られます。
このアスナロという名前は、「明日はヒノキになろう」が転じて→「アスはナロう」→「アスナロ」になったという説があります。
なんとあの『枕草子』にも「あすはひのき」という一文があって、次のように書かれています。
「枝ざしなどのいといと手触れにくげに、あらあらしけれども、何の心ありてあすはひのきとつけけむ」
ヒノキよりマイナーな印象のヒバですが、文学作品などでいろいろ取り上げられているのを知るとグッと親近感がわきますよね。
さてここからは、ヒバ(アスナロ)とヒノキの違いについてみていきましょう。全部で5つです。
<学術名>
ヒノキ|ヒノキ科ヒノキ属
ヒバ(アスナロ)|ヒノキ科アスナロ属
<葉っぱ>
ヒノキ|ゴマやお米くらいの大きさで「Y」のようなカタチをしています。
ヒバ(アスナロ)|スイカのタネくらいの大きさで「W」のカタチをしています。
<成木になるまでの年数>
ヒノキ|約40〜50年
ヒバ(アスナロ)|約100年
☆ヒバはヒノキよりも高い抗菌作用があるといわれますが、それは倍近い年月をかけて成長するところに由来しているのかもしれません。
<木材の色味>
ヒノキ|薄い紅色で、樹木の中心に近い「心材」と、表面に近い「辺材」の濃淡がはっきりしているのが特徴です。ちなみに価格はヒノキよりも高価です。
ヒバ(アスナロ)|淡い黄白色で、辺材と心材の色味の濃淡があいまいです。
☆ヒノキ、ヒバともに耐久性が高く、ヒノキは日本最古の木造建造物「法隆寺」などに、ヒバは中尊寺金色堂などに用いられています。
※画像はマルホンのホームページより引用
<消臭作用>
ヒバ|アンモニア臭に作用
ヒバ(アスナロ)|亜硫酸ガスに作用
☆亜硫酸ガスとは硫黄分を含むガソリンが燃焼したときなどに発生する刺激臭で、自然界では火山ガスなどに含まれています。
いかがでしたでしょうか。外見はそっくりですが、異なる点も多いヒノキとヒバ。今度HIBA OILやHIBA WATERを使われるときは、ヒノキとの違いなどに思いを馳せてみていただけたらと思います。