こんにちは。「自然に寄せたくらし」がコンセプトのネイチャライズです。
ネイチャライズではヒバ(檜葉)という樹木から取れる精油と蒸留水をお届けしていますが、木が成長して大人になるまでにはある程度の時間が必要です。スギは35〜40年、ヒノキは40〜50年、そしてヒバはなんと約100年。スギやヒノキの2倍という長い年月をかけて成長していくんですね。
※画像は東北森林管理局のホームページより引用
またヒバは、その約8割が雪国である青森に生育しています。毎年雪の重みや寒さに耐えながらゆっくり成長することで、年輪一つひとつの幅が狭くなる。その結果、木の密度も高くなるのです。
※画像はイメージ
さらにヒバの木には「ヒノキチオール」と「シャメールB」という成分が含まれており、木を腐らせてしまう菌が増殖するのを防いでいます。
その実力は歴史が物語っていて、下北半島の「猿ヶ森」という場所には約800年前の大津波によって埋もれたヒバの木があるのですが、表面は腐っているものの、土のなかに埋まっているところは今でも十分に木材として使えるものが多いといいます。
※画像は「下北ジオパーク」のホームページより引用
長い時間をかけ風雪に耐えながら成長することによって、木の密度が高くなること。そして有効成分が木を腐らせる菌の増殖を防いでいること。こうしたことから、ヒバの木は丈夫で強いのです。
そんなヒバから取れる精油や蒸留水には「消臭」「抗菌」「防虫」「リラクゼーション」という4つの機能がありますが、その実力が確かなのは、頑丈な木から取れる成分だからなのかもしれません。
また水分や菌に強く耐久性が高いことから、ヒバの木は家の土台やウッドデッキのほか、寺社仏閣や橋などさまざまな建造物にも用いられてきました。どのような建造物に使われているかは、また改めてご紹介できればと思います。
前の記事「ヒバの木に含まれる「ヒノキチオール」は天然の抗生物質?」はこちら