ネイチャライズがお届けしている
HIBA OIL(精油)とHIBA WATER(蒸留水)。
どちらも「ヒバ」(檜葉)という樹木から抽出したものですが、
ヒバとはそもそもどういう木なのでしょうか。
今回はその特徴についてお伝えします。
日本に生育しているヒバのうち8割以上が青森県にあり、
青森ではヒバが県木として指定されているんです。
ヒバはほかの樹種に比べて
「虫を寄せ付けない」「カビが生えない」「腐りにくい」などの
性質があることが知られていて、
建築材や家具、日用品、木工品として利用されてきました。
なかでも腐りにくいという耐久性は建築材にもってこいで、
常に雨ざらしになるウッドデッキや
家を支える土台、あるいは浴槽としても使われています。
実際、青森の酸ヶ湯(すかゆ)温泉にある「ヒバ千人風呂」は
160畳もある総ヒバ造りの大浴場で、
ヒバの丈夫さを物語っています。
柱1つないヒバ造りの空間は、まさに圧巻です。
☆画像は酸ヶ湯温泉のホームページより引用
また、ヒバの根っこ近くは木の繊維がまっすぐではないので
建築材にはあまり適していませんが、
繊維が高密度で硬くて丈夫なため「まな板」として使われます。
カビが生えにくいので、一石二鳥といえるでしょう。
それから木材として利用が難しい端材(はざい)や、
製材をするときに出てきたおがくずを蒸留して抽出したのが
精油と蒸留水、すなわちHIBA OILとHIBA WATERです。
☆画像は東北森林管理局のホームページより引用
精油に関しては大正時代から多くの研究者によって調査がおこなわれていて、
「消臭」「抗菌」「防虫」「リラクゼーション」の作用が
あることがわかっています。
特にわかりやすいのが消臭作用ですが、
青森の牛農家では牛舎のニオイ消しに
ヒバのおがくずを使ってきたそうです。
いかがでしたでしょうか。
まだまだヒバの特徴はたくさんありますので、
また改めてお伝えできればと思います。