夏特有のかゆみには、原因に合った対策を

夏特有のかゆみには、原因に合った対策を

暑い日が続いていますが、お肌の調子いかがですか?
「夏は、なぜかかゆみが強くなる…」
「汗をかくと、ムズムズが止まらない」
そんな悩みを抱えている方も多いかもしれません。実はそのかゆみ、汗に加え、「黄色ブドウ球菌」が大きく関係していそうなんです。

 

▉なぜ汗をかくとかゆくなるの?

そもそも自分のカラダから出る汗で、なぜムズムズやかゆみが生じるのでしょうか。その理油は大きく2つあります。

   汗が詰まって炎症が起きる
大量の汗をかくと、その成分や汚れで汗の通り道がふさがります。行き場がなくなった汗は、皮膚の内側に蓄積。炎症水ぶくれが起こり、かゆくなるのです。

   汗が肌を刺激する
汗には、塩分アンモニアといった、微量の成分が含まれています。これらが肌の刺激になり、かゆみを引き起こしてしまうのです。

 

▉黄色ブドウ球菌がかゆみを引き起こす理由とは?

黄色ブドウ球菌は、私たちの肌に当たり前に存在している「常在菌」の一つです。健康であれば悪さをしませんが、肌のバリア機能が低下したり、菌のバランスが崩れたりすると増殖し、トラブルの原因になります。

2023年、ハーバード大学のある研究チームは、この黄色ブドウ球菌が放出するV8プロテアーゼ」という酵素が、皮膚の神経受容体「PAR1を直接刺激してかゆみを引き起こす、という研究結果を発表しました。

つまり、黄色ブドウ球菌が「かゆみのスイッチ」を押してしまうのです。

 

▉なぜ夏に黄色ブドウ球菌は活性化するの?

夏になると、なぜこの菌が暴れ出すのでしょうか? 理由は大きく分けて3つあります。

①高温多湿な環境
黄色ブドウ球菌は、温かくて湿り気のある場所が大好き。日本の蒸し暑い夏は、絶好の繁殖シーズンになります。

②汗の影響
汗をかいたまま放置すると、肌の表面がアルカリ性に傾きます。本来、健康な肌は弱酸性で菌の増殖を抑えていますが、アルカリ性に傾くことで黄色ブドウ球菌が活動しやすくなってしまうのです。

③バリア機能の低下
紫外線のダメージや、冷房によるインナードライ(内側の乾燥)で肌のバリアが弱まると、菌の侵入を許しやすくなります。

 

▉夏のかゆみを抑えるための3つのポイント

夏ならではのかゆみの正体がわかったところで、対策ポイントを3つお伝えします。

①ミョウバンで汗を抑える
みなさんはミョウバン(明礬)をご存じでしょうか。アルミニウムやカリウム、硫酸などでできているミョウバンは、料理にも使われる安心なもので、ベーキングパウダーの膨張剤や煮崩れ防止の素材になります。

このミョウバンには血管を収縮させる「収れん作用」があり、肌に塗ると汗腺が閉じ、汗が出にくくなるんです。

②ヒバ精油で黄色ブドウ球菌を除菌
ヒバという木から抽出したヒバ精油には、黄色ブドウ球菌を殺菌する作用があることがわかっています。
私たちネイチャライズ日本食品分析センターさんへ独自に依頼したテストでは、黄色ブドウ球菌にヒバ精油を垂らした結果、1分後には約23.15分後にはなんと99.9%以上が殺菌されていました。

③ハッカ油の冷感刺激でかゆみを封じ込める
スーッと、爽快感があるハッカ油。夏はお風呂に入れている、という方もいらっしゃるかもしれません。このメントールによる冷感刺激は、一時的にかゆみを和らげる作用が期待できます。

 

👉日本食品分析センターがおこなったテストの詳しい結果はこちら

 

▉夏のかゆみに! 自家製かゆみ止めスプレー

ミョウバン・ヒバ精油・ハッカ油を水に混ぜれば、安全安心なかゆみ止めの出来上がり。ここからは、その作り方をご紹介していきましょう。

<自家製かゆみ止めスプレーの作り方>
1.ミョウバン、ハッカ油、ヒバ精油、150ml程度のガラスボトルを用意する
(ミョウバンとハッカ油はドラッグストア、ヒバ精油はネット、ガラスボトルは100均などで買いやすいです)

2.ミョウバン5gをガラスボトルに入れ、150mlの水で薄める

3.そこへハッカ油とヒバ精油をそれぞれ2030滴ずつ加える

4.よく振ってから、肌にスプレーする

こちらのブログを書いている私も、今年の夏はこのスプレーを使っているのですが、体感としては7割くらいの確率でかゆみが収まる感じがします。

 

▉カラダに塗るものだから、純度100%のナチュラルなものを

ミョウバンは自然界に存在しますが、身近に出回っているものは、化学的に合成されたものがほとんど。そのため完全に天然由来のスプレーとはいきませんが、ハッカ油やヒバ精油は自然素材100のものを揃えられます。

見分け方は表記で、成分や原材料にハッカ油と書かれていれば100%天然。グリセリン、エタノールなどの表記があれば、添加物が入っています。

またヒバ精油「精油」「エッセンシャルオイル」という表記があれば100%天然無添加で、「アロマオイル」と書かれているものは、香料やエタノールなどの添加物が入っていますので、参考にしてみてください。

 

▉使うときの注意点

●合わないときは中止する
このスプレーは、誰にでも万能というわけではありません。使ってみて違和感を感じたりしたら使用を中止し、必要であれば病院を受診してください。

●傷口には使わない
かき壊したり虫刺されになった場所、目のまわり、粘膜には使用しないでください。

●プラスチックは厳禁!
ハッカ油やヒバ精油はプラスチックを溶かす性質があるため、必ずガラスや陶器などでできたボトルに入れましょう。

1週間ほどで使い切ろう
防腐剤が入っていないため、1週間を目安に使い切りましょう。

 

▉まとめ

「夏だから、かゆいのは仕方ない」とあきらめていた方も、原因がわかれば対策のしようがありますよね。

適切なケアをして、この夏を健やかな肌で乗り切りましょう! 

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